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人生を生き抜く深い言葉を伝えたい |
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理事 兵庫 市橋登美子
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わが家では、冬休みより「いっちゃんタイム」として、母と小学四年の息子で素読や本読みの時間を設けています。いっちゃんは息子の学校でのニックネームです。素読の内容としては、「愛誦文章撰」より古事記の上巻の文章、教育勅語、「大學」「吉田松陰先生名辞」「声に出して活かしたい論語70」(和歌と漢詩は朝食前に一首ずつ読んでいます)、読み物として(母が一ページ、息子が一ページ)、「日本の子供たちに伝えたい天皇陛下のお話」「ものがたり伝記シリーズ」「小学校副国語読本」、母が読んであげるものとして、「心をそだてる子ども歳時記12ヶ月」他、よい文章、祈りの言葉など自分が感動したものを伝えられるようにと思っています。後は、鉛筆でなぞる論語、交換日記、「漢字博士教室」、計算、「おもしろ算数パズル」など少しずつしました。休みが明けてからは、普段なかなか時間がとれない時は、十分でも二十分でも素読を中心として(子供に選ばせたりして)います。少しずつ、短くリズムよく取り入れています。楽しく続けて生活の一部になるようにしたいものです。寝る前は、父も本を読んであげています。
(現在は、「アーサー王物語」(昭和四十年発行分)+絵本、そして、祈りの言葉を唱え、頭を撫でながら、感謝の言葉で就寝です。
読み聞かせと素読は、親子の触れ合いを深める幸せなひとときで、今、この大切な時に人生を生き抜く深い言葉を伝えたいと思うと祈るような思いになります。小柳陽太郎先生が以前「日本人として生きる道は、日本人はかくあるべしといふ教説の中にではなく、遠い悠久の世界へのなつかしさといふ情感の中にはじめてよみがへるはずである」と述べておられましたが、まごころで生きた人々の美しい言葉が日々の暮らしを通じて、身に染み込むように、生き続けてゆく時に、家庭の中からあたたかいものがよみがえってくるように思います。
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